ムコ多糖体(プロテオグリカン)の主成分「コンドロイチン硫酸」
ムコ多糖体の主成分であるコンドロイチン硫酸の「コンドロイチン」は、ギリシャ語で「軟骨」を意味する「コンドロス」をその語源とすることからも分かる通り関節軟骨に多く含まれています。このことから、コンドロイチンは関節軟骨にだけ含まれていると思われている人も多いのですが、実はムコ多糖体の中でもコンドロイチンは生体内分布が広く、関節軟骨や骨などの硬組織の他にも、脳神経組織などほとんど全ての臓器や組織に含まれ、重要な機能を担っています。
また、コンドロイチンは構造的には1種類ではなく、結合している硫酸基の位置と数などから、現在までのところ5種類(A、B、C、D、E)存在することが分かっております。