ムコ多糖体とコラーゲンの違い・関係
『ムコ多糖体(プロテオグリカン)』とコラーゲンとは違うものです。コラーゲンはたんぱく質の40%を占める線維組織(ゼラチン)です。ムコ多糖体とコラーゲンの違いを、ベッドやソファーに例えると、コラーゲンはバネやスプリングとして骨組みを担当し、ムコ多糖体はスポンジやウレタンなどのクッション(詰め物)の役割を果たします。ベッドやソファーの骨組みはバネやスプリングでありますが、充分なクッションが詰め込まれていてこそ、快適な寝心地や座り心地が約束されます。 お肌においてもムコ多糖体は、クッションの役割を果たしながら、その保水力をもって潤いをも担当しています。 また、ムコ多糖体は体内でコラーゲン・エラスチン・グルコサミンの生成にも関与しています。
比較一覧表
ムコ多糖 (プロテオグリカン) |
コラーゲン | コエンザイムQ10 | |
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構成要素 | 【ネバネバ物質】 ムコ多糖たんぱく質複合体として全身に分布し、細胞外体液を保水 |
【繊維状タンパク】 皮膚、腱、骨の結合組織に分布し、体内たんぱく質の30%を占める |
【補酵素】 酵素を補佐する補酵素として全ての細胞のミトコンドリアに存在 |
特性 | 全身の保水(細胞外体液)を担当し、体液を通して循環・代謝させる | 結合組織に三重螺旋鎖をつくり、互いに結合し、繊維細胞(バネ)を形成 | 細胞でエネルギーの燃焼効率をよくする着火剤 |
20歳時を100%とした場合に、40歳時の減少率 | ヒアルロン酸:50%に急減 コンドロイチン硫酸:60%に急減 |
80%にゆるやかに減少 | 80%にゆるやかに減少 |
食事からの摂取 | 【摂りにくい】 動物や魚の皮、軟骨、目に含有 |
【摂りやすい】 鳥手羽先、ゼラチン |
【摂りやすい】 青身魚、緑黄色野菜、豆類 |